コロナ禍での婚姻数と出生数の減少

新型コロナウイルスが広がり始めた2020年4月以降、大きく下がったのは婚姻数です。初めての緊急事態宣言が全国に拡大し、外出自粛が続いたことが影響したとみられます。2020年2月には速報値で7万4,147件でしたが、4月には半減の3万7,913件、5月には3万2,544件にまで落ち込みました。
影響は出生数に表れはじめてきています。2021年1月は6万3,742人となり、前年同月から14.6%減少しました。厚生労働省は、2020年5月から妊娠の届け出が目立って減っていると指摘しています。宣言中だった同月の妊娠届けは、前年同月比17.6%減と大幅に減少しました。コロナ禍で出生数の減少に拍車がかかっています。

 

(2021年4月7日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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