コロナ禍での私大生への仕送り

東京地区・私立大学教職員組合連合会の調査によれば、首都圏の私立大に2020年度入学した下宿生への仕送り(6月以降の平均)は、月額82,400円で、1986年度の集計開始以降、過去最低でした。新型コロナウイルスの影響で、保護者の収入が減ったためと分析されています。
仕送り額は前年度から2,900円減少し、過去最高だった1994年度の124,900円と比べて40,000円以上少なくなっています。仕送り額から家賃を除いた生活費も過去最低で、1日当たり607円でした。文部科学省は低所得世帯向けの修学支援制度を導入しましたが、中間所得層に対する支援が足りません。大学への補助金も増やして学費低減につなげるべきです。

(2021年4月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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