スポーツ庁の調査によれば、成人の3人に1人がスポーツとは無縁の生活を送っていることがわかりました。成人が週1日以上運動している割合は42.5%でした。年代別では、40代が最も低く31.6%、20~30代も30%台でしたが、70代は65.7%と最も高率でした。30~40代は、仕事や子育てに追われ、運動をする余裕がない実態が伺えます。
スポーツ庁は2021年度までに、成人の週1回以上のスポーツ実施率を65%程度に引き上げる目標を掲げています。職場で階段を積極的に使ったり、休憩時間に体操したりといった運動を促すことが大切です。若い世代の人々は、将来、メタボリックシンドロームにならないためにも、運動習慣をつけておくことが大切です。
(2017年2月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)