セカンドオピニオン外来の受診

セカンドオピニオンとは、治療法を決める際に主治医とは別の医療機関の医師の意見を聞くことです。受診の費用は原則、保険がきかない自費診療です。料金は医療機関によって異なり、1万円ぐらいから有名病院では4万~5万円ほどかかります。病理標本を持ち込んで診断してもらったり、新たな検査を受けたりした場合には、さらに別料金がかかることもあります。時間は30分~1時間くらいです。規定の時間を超えた場合には、延長料金が徴収されるケースも多くなっています。
国立がん研究センター中央病院は、60分で4万3,200円(税込み)、病理診断を伴う場合は4万8,600円です。新たに病理標本をつくって検査をした場合には、1万800円が追加されます。日本赤十字社医療センターは、最初の10分間が8,640円で、以後は10分ごとに7,560円上乗せされます。時間の刻みが細かいのは、相談内容などから所要時間を想定して予約時間を取ることで、結果的により多くの相談を受け付けることができるためとしています。セカンドオピニオンを受診するには、主治医に病状や治療経過について説明した診療情報提供書を書いてもらい、画像検査の資料なども借りておくとよいと思います。

(2019年2月14日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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