テレワークとは、出社せずに、ネットを活用して自宅や最寄りのサテライトオフィス、カフェなどで働けるシステムのことです。場所や時間にとらわれずに働けるので、女性が仕事を続けやすく、介護や病気の治療と仕事の両立にも役立つと注目を集めています。都市部のオフィスに通勤しなくても働けるので、地方の雇用増にもつながる可能性もあります。
米国では働き手の4割以上がテレワークをしています。日本でもテレワークを導入する企業が増えています。仕事の質を高める効果も期待されています。役員や社員が、営業先とのテレビ会議にテレワークで参加することができます。移動時間のロスが減り、効率よく多くの顧客と接点を持てるようにもなります。しかし、一方では情報漏洩を防ぐセキュリティー対策や労務管理が難しいなどの課題があります。
（2016年12月7日 朝日新聞）
（吉村 やすのり）
