一人暮らしの高齢者の増加

一人暮らしの高齢者は、今後も増加が見込まれます2019年版の内閣府高齢者白書によると、1995年の220万人から、2015年には592万人と2.7倍になりました。2040年には896万人まで増え、特に高齢女性は4人に1人が独居になると推計されています。子どもがいても老後はあてにできないという人は少なくありません。既婚でもひとりの老後は無縁ではありません。

突然倒れて入院し、希望を伝えられないまま病院側が選んだ施設に入って最期を迎える可能性もあります。そのため、もし介護が必要になった時のために、エンディングノートを準備しておくことも必要です。子どもがいれば、良い施設を探したり、ケアの質が悪い時に苦情を言ってくれたりすることもありますが、シングルがそんな頼れる支援者に出会えるとは限りません。老後に不安を感じているのなら、何歳であっても早すぎることはありません。

(2020年2月23日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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