企業の内部留保の増加

財務省の発表によれば、2021年度の法人企業統計によると、金融業・保険業を除く全産業の内部留保は516兆4,750億円でした。前年度末に比べ6.6%増え、10年連続で過去最高を更新し、初めて500兆円を上回っています。
内部留保は、企業が生み出した利益から税金や配当、人件費を引いたもので、社内に蓄積されたお金などを示します。増加率は2017年度以来の高い伸びとなっています。経常利益の合計は、前年度比33.5%増の83兆9,247億円でした。社会への還元なく、企業が内部留保や経常利益を増やしている現状は、由々しき事態です。

(2022年9月2日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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