保育事故の防止策

 保育施設での重大な事故が絶えないため、政府が対策に乗り出しました。事故防止のガイドラインを初めてまとめ、事故を検証する態勢も整えました。しかし一方で、政府は待機児童の解消策として、施設で受け入れる子どもの数を増やす方針を決定しており、保育士の負担増につながる可能性もあり、現場からは不安の声も出ています。
 自治体に通知した事故防止の指針では、事故が起こりやすい場面ごとに注意点をまとめています。睡眠中は医学的に必要な場合を除き、仰向けで寝かせることを強調しています。安全確保のため、子どもの年齢別チェックリストの活用も促しています。重大な事故が起きた場合には、自治体に検証も義務付けています。

(2016年5月5日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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