児童の安全確認の必要性

厚生労働省は、乳幼児健診未受診や児童虐待の疑いがある子どもの安全確認に関する調査結果を発表しています。対象の延べ約5万3千人の子どものうち、29人の安否を確認できなかったとしています。厚生労働省は子どもが深刻な虐待を受けている可能性もあるとみて、警察に行方不明届を出すなどして確認を急いでいます。乳幼児健診未受診などの子供のうち、166人は不衛生な環境での生活や保健師からの訪問の拒否などが確認され、虐待または虐待の疑いがあると判断されています。

文部科学省も、学校を長期欠席している子どもの緊急安全点検の調査結果を発表しています。虐待の恐れありは2,893人、可能性を否定できないは1万849人で、合わせて1万3,742人に上っています。文部科学省は虐待の恐れや可能性のある子どもについて、児童相談所や自治体、学校に情報提供しています。

(2019年6月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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