初診時の特別料金

紹介状を持参せずに、地域の中核病院を直接受診すると、国のルールに基づき、通常の初診料などに加え、特別料金を徴収されます。今年3月まで特別料金がかかるのは大学病院など500床以上の約260病院でしたが、今月から400床以上の約410病院に広がりました。初診の特別料金は5,000円以上、再診は2,500円以上と定められました。再診の特別料金は、初診の医師が継続して治療するとされた患者は支払う必要はありません。しかし、医師の意向と関係なく通い続けると再診の度に請求されます。
特別料金の徴収が必要と定められた病院は、全国の一般病院の6%程度で、高度な医療を提供する役割を持っています。紹介状の発行は保険が利き、3割負担で原則750円です。治療経過や検査結果、処方薬などについて医師に書いてもらいます。次の病院が決まっていなくても発行をお願いできます。これを持っていけば特別料金を払う必要はありません。病院を変更する時には、必ず紹介状を発行してもらうべきです。紹介状を持っていると新しい病院での予約を取るのもスムーズです。

 

(2018年4月12日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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