加熱式たばこの使用率増加

今日1月16日は、禁煙の日です。
厚生労働省の調査によれば、たばこを習慣的に吸う人のうち、加熱式たばこの利用者は男性が30.6%、女性が23.6%に上っていることが分かりました。紙巻きたばこを含めた喫煙率は減少傾向が続いていますが、2018年は前年調査から0.1ポイント増の17.8%でした。政府は2022年度までに喫煙率を12%にする目標を掲げています。受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が、2020年4月に全面施行されます。
喫煙者のうち加熱式のみは男性22.1%、女性14.8%%、紙巻きと加熱式の併用は男性8.5%、女性8.8%でした。紙巻きのみは男性68.1%、女性76.1%でした。男女とも20~40代で加熱式の利用者が多く、男性は20、30代で5割を超えています。
世帯所得と生活習慣の関係も分析しています。健康診断の未受診率では、世帯所得200万円未満の男性が40.7%、女性が41.1%だったのに対し、600万円以上の男性は16.7%、女性は26.1%と低率でした。喫煙率は200万円未満の男性が34.3%なのに対し、600万円以上の男性は27.3%と低率でした。1日の平均歩数も200万円未満の方が少なく、歯の本数が20本未満の人の割合も多くみられました。

(2020年1月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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