大学入学のための資金

 大学合格発表後にはまとまったお金が必要になります。全国大学生活協同組合連合会が、2016年度の新入生の保護者約21千人に調査したところ、受験から入学までにかかった費用の平均額は、下宿生で200万円を超えてしまいます。費用面で準備・工夫したことでは、貯金を切り崩したが約35%を占めています。日本学生支援機構の奨学金を予約しても振り込みは入学後になってしまいます。入学後は生活費の仕送りも必要になります。
 家庭の負担を軽減しようと、入学手続きのスケジュールを見直す大学も出てきています。入学金はいったん振り込むと返金されません。入学手続きの期間が延長されれば、その間に併願校の合否結果を確認してから納付できることになります。またクレジットカードの機能を利用して、分割での支払いを選択することも可能になる大学も出てきています。

(2017年2月18日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。