奨学金

 奨学金は、家計に占める学費を補っています。日本学生支援機構の調査では、家庭の年収が少ないほど家庭から学生へのお金は少なく、奨学金の額が多くなる傾向があります。 今の奨学金の多くは返済が必要な貸与型であるため、卒業後の収入が不安定だったり非正規雇用で賃金が安かったりすると、返済が難しくなることもあります。同機構が貸し付けた奨学金を延滞している人は、2014年度で全体の1割弱であり、約33万人に上っており、延滞額は900億円に及んでいます。返済不要な奨学金制度がないのはOECD加盟国で日本とアイスランドのみです。

(2016年10月8日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

 

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