女性役員の意識調査―Ⅳ

仕事に役立つ人脈
役員は社会変化をいち早く察知し、対応を考える視野の広さも必要です。仕事に役立つ人脈では、役員同士が67.5%で最多です。過去の職場の上司・同僚・部下らが55.8%、部下や後輩にあたる社内の女性たちが48.1%と続いています。同業他社の同性が42.2%や、他業種も含めた女性役員同士が38.3%など女性のネットワークも4割前後と高くなっています。
女性同士の交流は、男性の非公式情報網などを補完し、安心して話せる点がいいと思われます。わが国では、まだまだ女性役員は少なく、自身の周囲にロールモデル不在の女性も多い状況にあります。社外も含め、より交流を広げることが大切です。

(2018年10月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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