子どもをもつということ - がんと妊娠を考える -Ⅲ

子宮頸がんと乳がん
子宮頸がんの罹患率を1981年と2011年で比較してみると、1981年では50歳以降にピークがみられたのに対し、2011年では20~40歳代の若い年齢層で罹患率が増加しています。一方、乳がんは、中高年特に40歳代後半の罹患率が大きく増加しています。乳がんの生涯累積罹患リスクは9%であり、女性は11人に1人が、一生の間に乳がんを発症することになります。20~30代女性においては、子宮頸がんが最も頻度が高く、近年、増加の傾向が顕著です。

 

しかしながら、がん検診の国際比較を見てみると、子宮頸がんと乳がんともに諸外国に比べ検診率は低く、40%に満たない状況です。

(吉村 やすのり)

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