子ども食堂とは

 子ども食堂とは、家で十分な食事がとれない地域の子どもらに無料か安価で食事を提供する取り組みをする場所のことを言います。子ども食堂という名前が使われ始めたのは2012年です。最近は対象を限定しない食堂が増えています。食堂という形をとらず、自宅以外で過ごす場所で食事を出しているところもあります。
 こうした食堂が、全国で急増しています。2013年までに開設したのは21カ所でした。この年に子どもの貧因対策法が成立し、さらに6人に1人という子どもの貧因率が2014年に公表され、支援の機運が高まっています。開催頻度は月1回が139カ所で4割を占めています。月2、3回が71カ所、週1回が57カ所、週5日以上も15カ所です。子どもの料金は、お手伝いなどの条件付きを含め無料が175カ所で、55%を占めています。有料の場合は50~500円で、100~300円のところが多くなっています。大人は子どもより高く設定されています。

 

(2016年7月2日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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