学習到達度調査

 経済協力開発機構(OECD)が2015年の学習到達度調査(PISA)を報告しています。PISAとは義務教育が修了する15歳を対象に3年毎に行う調査です。読解力、科学的リテラシー(活用する力)、数学的リテラシーの3分野を調査しています。日本の読解力の平均点が前回より低下しましたが、科学、数学の2分野の平均点の順位は現在の調査方法になって以降、いずれも過去最高となりました。
 文部科学省は、2003年調査で日本の順位が急落したPISAショックを受け、脱ゆとり政策を進めてきました。今回の調査を受け、読解力向上への指導改善ポイントを作ることにしています。情報を読み解き、言葉にする力が低下しています。スマートフォンでインターネットを利用する時間が増える一方、筋だった長い文章を読む機会が減っていることが関係していると思われます。

(2016年12月7日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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