定年後も働きたいか

明治安田生活福祉研究所の調査によれば、定年前の50~64歳の正社員のうち約8割の人が、定年後も「働きたい」と希望しています。しかし、男女とも2割前後は、「働きたいが働けない状況」と答えています。働きたい理由としては、日々の生計維持のためがトップで、50代男女では約7割を占めています。「働きたくない」は男女とも約2割でした。
年金の支給開始の後ろ倒しが議論される中、定年後も最低収入は確保したいと考える人が多くなっています。65~69歳では、生活のハリ・生きがいがトップであり、年を取るほど社会とのつながりや充実した生き方を求める傾向があります。定年後も働くことが当たり前になる中、企業は継続雇用者の意欲を高める仕組みづくりが必要になってきます。

(2018年7月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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