新型コロナウイルスの感染対策―Ⅴ

新しい生活様式
新型コロナウイルスに対する新しい生活様式の目標は、自分を守り、相手を守る、思いやりのある生活です。ですから、マスク警察のような行動はやめてほしいと思います。マスクに関しては、周囲2m以内に誰もいなければ不要です。例えば、外へ犬の散歩に行く際など、誰とも会話しないなら着用の必要はありません。朝夕の人通りのない公園でのジョキング中に、マスクをする必要はありません。ただし散歩の途中で誰かと話すような機会があれば、距離を空け、マスクを着けることが必要です。
身体的距離の確保・マスク着用・手洗い等を日常生活の中でやっていただくことは引き続き重要ですし、1年間の計画を見直して対策を調整することも必要になってきます。感染者を減らすには、人との接触機会や飲食の場面を減らすことが大切です。そして最も大切なことは、他人に親切に、そして困っている人を助けて、コロナに負けない社会を作ることです。
人類はこれまでも、天然痘、ペスト、新型インフルエンザなど様々な感染症と闘ってきました。今、たまたま新型コロナウイルスが出てきていますが、今後はまた別の感染症、特に新型インフルエンザなどが出てくる可能性があります。ですから、この機会に感染症に強い社会づくりをしていく必要があります。このコロナ禍は、差別、偏見、分断、怒りや不満などにいかに立ち向かっていくのかを私たちに問うています。

(吉村 やすのり)

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