新型コロナ全国世論調査-Ⅲ

ワクチン接種
新型コロナウイルスのワクチン接種を受けることで、コロナ禍の収束を期待できると思う人は、大いに思うの13%とある程度思うの69%を合わせて計82%に上っています。国内のワクチン接種は、他の先進国に比べて遅れが指摘されているものの、その効果への期待は高くなっています。今月から優先接種が始まった高齢層では、期待感が特に高く、70歳以上で86%、60歳代では89%が期待できると答えています。一方、具体的な接種時期が見通せない他の年代をみると、最も低かった18~29歳で73%となったのをはじめ、30歳代、40歳代で7割台にとどまり、高齢層とはやや差がみられています。
ワクチンの無料接種を受けたいかどうか聞くと、なるべく早く接種を受けたいが33%、急がないがそのうち接種を受けたいが54%、接種は受けたくないが12%でした。
ワクチン接種を終えたあと、自分自身の感染対策の取り組みをどうしたいかを聞くと、変えないの65%が最も多く、多少は緩めるが31%、大幅に緩めるは2%でした。変えないとした人の割合は、18~29歳で74%と最も高く、いずれも6割台だった他の年代と差がみられています。これは、18~29歳の若い世代の感染対策が、上の年代ほど徹底されていなかったことの裏返しである可能性があります。

(2021年4月30日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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