日本の論文数の減少

日本の自然科学分野の論文数は、過去10年間で5%減少しています。これに対し、米国は18%、中国は269%、韓国は99%、それぞれ増加しています。英国、フランス、ドイツの欧州各国も15~21%の伸びです。分野別では、化学、材料科学、物理学などで減少し、環境・地球科学、臨床医学の分野は増加しています。
かつて日本が強かった分野での落ち込みが激しく、他分野での伸びも、その減少分を補えていません。他の主要国はこの間、論文数を大きく増やしており、日本の低迷ぶりが際立つ形となりました。



(2019年8月10日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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