日本人の平均寿命の短縮

厚生労働省が発表した2021年の平均寿命は女性が前年を0.14歳下回って87.57歳、男性も0.09歳短くなって81.47歳でした。2020年までは男女ともに9年連続で延びていました。
2021年の平均寿命の短縮には、新型コロナウイルスが影響しています。厚生労働省が前年との差を死因別に分析したところ、男性はコロナの影響が1番目で、女性も老衰に次いで2番目でした。男性は0.10歳分、女性は0.07歳分、コロナで寿命が短くなった形です。
2011年にも、東日本大震災で多くの人が犠牲になって短縮しています。前年より女性は0.40歳、男性は0.11歳短くなっています。2021年の短縮も一時的現象とみられています。

(2022年9月2日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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