睡眠時間の確保

 厚生労働省の2015年の国民健康・栄養調査によれば、睡眠の確保の妨げになっていることを家事と答えた女性は13.4%であり、男性の1.2%を大きく上回っています。育児や介護でも同じ傾向が見られています。一方で仕事と答えた男性は23%で、女性の13.6%を超えています。年代別にみると30代女性では32.7%が育児と回答しており、40代女性では、27.9%が家事と回答しています。一方の男性は30代では39.3%が、40代では40.5%が仕事と答えています。
 睡眠を確保するために最も必要としていることは、女性は育児のサポート、男性は就労時間の短縮をあげています。まだまだ性別分担意識が根強く残っており、家事や育児に参加する男性が増えてきたとはいえ、まだ女性の家事負担は重いようです。

(2017年4月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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