睡眠障害

 睡眠障害には、なかなか寝付けない入眠障害、途中で起きてしまう中途覚醒、朝早く目覚めてしまう早朝覚醒の3つがあります。最も悩む人が多いのが中途覚醒です。しかも中高年以降に増加します。60歳以上の男性の2割強にみられます。女性でも2割前後に中途覚醒が見られます。
 不規則な生活が続いたり、精神的ストレスがたまったりすると、覚醒中枢の働き方に異常が起きて中途覚醒をもたらすようになります。病気が原因で中途覚醒が起きることもあります。重い中途覚醒のある人に、睡眠中に大きないびきをかき、呼吸が何回も止まる睡眠時無呼吸症候群がみつかることもあります。呼吸を補助する機器を使うことにより、中途覚醒が大幅に改善できます。このほか、睡眠中に手足がピクッと動く周期性四肢運動障害という病気のこともあります。

(2017年1月14日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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