育児休業

 育児休業とは、会社などで働いているお母さんやお父さんが、子育てに専念できるように仕事を休むことです。原則、子どもが1歳になるまで休めますが、1歳になっても保育所がいっぱいで預けられない時は1歳半まで取れます。育休中は、給料が出ない代わりに育児休業給付金がもらえます。企業と労働者がお金を出し合う雇用保険などからお金が出ます。もらえる金額は、最初の半年は給料の3分の2、それ以降は半分です。
 出産した女性は、81.5%が育休を取っていますが、妻が出産した男性従業員はたった2.65%です。女性の半数以上は10か月以上取っていますが、男性は半数以上が5日未満しか取っていません。国は、男性の育休取得率を2020年までに13%まで引き上げようとしていますが、全く増えていません。育休を望む男性は少なくないのですが、子育ては女性がするものという意識が社会に根強く、職場の理解が得られないことなどが理由となっています。

(2016年12月4日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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