認知症不明者の増加

 認知症の行方不明者が増え続けています。警察庁のまとめによると、昨年1年間に警察に届け出があったのは15,432人(男性8,617人、女性6,815人)です。4年連続で過去最多を更新しています。このうち昨年末時点で191人の所在が分かっていません。都道府県別では、大阪が最も多く1,830人であり、埼玉1,641人、東京1,487人と続きます。
 厚生労働省によると、認知症の高齢者数は2015年に推計約520万人に上っており、2025年には約700万人となる見通しです。安心して日常生活を送ってもらえるよう徘徊による行方不明を防いだり、早期に見つけたりする取り組みが各地で広がっています。警察や家族などによって、98.8%は年内に所在が確認されており、早い段階の対応が重要になっています。

(2017年6月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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