金属アレルギー

 金属アレルギーとは、腕時計や眼鏡、アクセサリーなどの金属と肌が接触することで起こる肌の炎症です。アクセサリーの金属が汗に溶け出し、イオン化して体内に入り込むことで起きます。金属イオンが体内のたんぱく質と結合し、これが異物とみなされ、免疫細胞が反応し皮膚炎を発症します。
 夏になると金属アレルギーが増えるのは汗をかくためです。同じアクセサリーでも冬は異常がなかったのに、夏になると症状が出ることも少なくありません。金属の種類では、ニッケル、クロム、コバルトなどがアレルギーを起こしやすいと考えられています。一般的に金、銀、プラチナなどはアレルギーが起きにくいとされています。

(2017年3月30日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。