高齢者の就業

 少子高齢化で1564歳の生産年齢人口が減り続ける中、65歳以上が労働市場を支え始めています。総務省の労働力調査によれば、2015年の労働力人口は6,598万人で、3年連続で増加しています。これには高齢者の労働参加が関係しています。65歳以上は2014年比6.8%増の744万人となり、全体の11%を占めています。
 高齢者の中で働き手として、女性が特に期待されています。2015年の65歳以上の人口に占める就業者の割合は21.7%であり、男女別にみると男性は30.3%ですが、女性は15%とまだ低率です。女性の積極活用が望まれます。高齢者が高齢者を接客する老々接客は、これからの日本には欠かせないものとなります。

(2016年9月20日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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