高齢者就業率の国別比較

総務省の労働力調査によれば、65歳以上の高齢者就業率は上昇しています。2021年は4人に1人にあたる25.1%となり、10年前の19.2%と比べて5.9ポイント増えています。912万人が現役として働いています。15歳以上の就業者総数に占める高齢者の割合は13.7%と、比較可能な1968年以降最高となっています。2020年の高齢就労者を業種別にみると、卸売業、小売業が最多の128万人でした。
高齢者の就業率は、主要8カ国でも軒並み上昇していますが、日本は高水準を保ち、2020年時点では韓国の34.1%の次です。米国は18.0%、英国は10.5%です。韓国や日本は経済的な理由から働く高齢者が多くなっていますが、日本の場合、就業意欲が高いとの調査結果もあります。

(2022年6月27日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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