1月11日 名古屋大学医学部学生講義

名古屋大学医学部の学生に対して、「進歩し続ける生殖医療とその問題点」と題して講義をさせていただきました。生殖医療の進歩には目覚ましいものがあり、2014年現在、21.2人に1人が生殖補助医療によって誕生しています。これまでにわが国でも40万人以上、世界でも500万人以上の子どもが生まれています。

しかし、生殖医療においては忘れてはならないことは、子を希望するクライエント夫婦とは別の人格の異なる人間の誕生があることです。自己決定に基づく生殖医療であっても、生まれてくる子どもの同意を得ることはできないことを忘れてはなりません。若い学生諸君は、熱心に講演を聴いてくれました。生殖医療の進歩とその問題点を少しでも理解していただけたなら幸いです。

(吉村 やすのり)

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