3次喫煙とは

3次喫煙(third-hand-smoke)とは、タバコに含まれている成分が、壁紙や布、家具などにしみこみ、その残留タバコ成分によって健康被害を受けることをいいます。喫煙後の呼気には、めまいや頭痛の原因となるホルムアルデヒドなど総揮発性有機化合物(TVOC)が含まれています。喫煙後の呼気に含まれるTVOCの濃度が、たばこを吸う前の水準に戻るまで最低でも45分かかるとされています。
3次喫煙を抑えるためには、喫煙後、肺に残ったTVOCを出すには深呼吸がある程度有効です。20回ほど繰り返すのが理想的です。たばこに触れた指を石けんで洗うのも効率的です。ガムを噛み唾液を多く出すのも対策になります。喫煙者への風当たりは日々強まっています。においを含め周りに気を配るという当然のことができていれば、吸わない人との共存はできるかもしれません。

(2018年7月10日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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