4人に1人が高齢者

 総務省がまとめた2015年の国勢調査によれば、人口の4人に1人が高齢者であることがわかりました。65歳以上の高齢者の割合は26.7%となりました。高齢化の波は全国各地に押し寄せていますが、特に顕著なのが都市部です。世界で最も早く進む少子高齢化がさらに加速している現状が浮き彫りになりました。
 2010年の前回調査と比べた都道府県別の高齢者の増加率を見てみると、トップ3は千葉県、埼玉県、神奈川県と首都圏が並んでいます。高度成長期に就職のため上京し、65歳以上になっている団塊の世代などが多く住んでいるからです。高齢者は今後しばらく急増が続く見通しです。一方で、調査は地方の暮らしやすさをうかがわせるデータも示しています。

(2016年7月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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