総務省の調査によれば日本人の人口は前年より30万8,084人少ない1億2,558万3,658人で、8年連続で減少しました。減少数は1968年の調査開始以来最大でした。日本人の出生者数は98万1,202人で、初めて100万人を割りました。日本人の人口増は、東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、沖縄の6都県にとどまり、首都圏への一極集中が鮮明になっています。
死亡者数は4年連続で増えており、過去最多の130万9,515人でした。死亡者数から出生数を引いた自然減は、10年連続で拡大しており、過去最多の32万8,313人に達しています。都道府県別の日本人人口でみると、減少率が最も大きかったのは秋田県で1.34%減少し、青森県、高知県、山形県が後に続いています。
人口減少が進む中、東京都は前年比7万7,400人増の1304万3,707人と人口の増加数、増加率ともに全国トップとなり、東京一極集中に歯止めがかかっていません。
(2017年7月6日 読売新聞)
(吉村 やすのり)