国民医療費の増加

国民医療費とは、国民の病気や怪我の治療のため、医療機関に支払われた総額をいいます。健康保険からの給付のほか、患者の窓口負担、生活保護など公費で賄う分を合算した額です。2015年度の国民医療費は42兆3,644億円にのぼっています。1人当たり33万3,300円に相当します。高齢者ほど費用がかかる傾向にあります。 続きを読む

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わが国における生殖補助医療の成績2016-Ⅴ

SET(single embryo transfer)の実施
新鮮胚においても凍結胚においてもSETが行われており、その割合は年々増加し、8割以上の周期で実施されています。

 

あらゆる年齢層においても、初期胚移植よりも胚盤胞移植で妊娠率が高くなっています。初期胚移植においては新鮮胚と凍結胚の間で妊娠率に差が認められませんが、胚盤胞移植では、新鮮胚よりも凍結胚で妊娠率が高くなっています。 続きを読む

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認定遺伝カウンセラーの養成

遺伝子検査の内容を説明する認定遺伝カウンセラーの活躍の場が広がってきています。遺伝カウンセラーは、日本遺伝カウンセリング協会と日本人類遺伝学会が認定する制度です。担い手が不足する背景には、養成大学の少なさと教育体制が十分に整っていない事情があります。遺伝カウンセラーは、大学院で2年間、講義を受けて修士論文を執筆するなどし、卒業後に年に1度行われる試験に合格することで資格を得ます。 続きを読む

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わが国における生殖補助医療の成績2016-Ⅳ

妊娠率・生産率・多胎率の年次推移
移植あたりの妊娠率は、新鮮胚では年々低下傾向が見られますが、凍結胚では30%以上を示しています。しかし採卵あたりの生産率は、年々低下しています。これは、生殖補助医療を実施している高齢者が増加していることに起因しています。多胎率は、2008年の移植胚を原則1個とするとした日本産科婦人科学会の会告により、急激に減少しています。

(吉村 やすのり)

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風疹の流行

国立感染症研究所の発表によれば、今年の風疹の患者が累計で496人になったとのことです。昨年1年間の患者数(93人)の5倍を超え、流行が広がっています。妊婦の感染で胎児に障害が出る恐れがあり、日本産婦人科医会はワクチン接種の呼びかけだけでは流行を抑えられないと判断し、抗体を持たない妊婦はできるだけ外出を避け、自己防衛してほしいと注意喚起しています。風疹は発熱や全身の発疹などの症状が出て、咳などを介して感染します。妊娠20週までに感染すると、先天性風疹症候群といって胎児の心臓や目、耳などに障害が出る場合があります。2012~2013年に大流行した際は、出生児45人が罹患し、11人が死亡しています。 続きを読む

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