iPS細胞による創薬研究

iPS細胞と既存薬の転用を組み合わせた治療薬の開発が加速しています。京都大学などの研究チームは、全身の筋肉が次第に衰える難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の根治を目指す臨床試験を近く始めます。慶應義塾大学でも同様の治験が進んでいます。iPS細胞で病気の原因を解明して新薬を開発するiPS創薬への期待は大きいものがあります。創薬では、一般に、病態を解明して病気に関する物質を抑える化合物を探索します。その効果や安全性を細胞や動物を使った実験で確かめる必要があります。1つの新薬を生み出すには、1,000億円以上の費用と10年以上の期間がかかり、新薬開発の成功確率は3万分の1ともいわれています。 続きを読む

カテゴリー: what's new | コメントは受け付けていません。

重度肥満に対する外科手術

重度肥満症の人に対して、最近では腹腔鏡下の外科手術で胃を切除することがあります。この腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は、2014年に保険が適用されています。患者は①BMIが35以上の高度肥満、②半年以上の内科的治療でも減量効果がない、③糖尿病、高血圧症、脂質異常症、睡眠時無呼吸症のうち1つ以上を合併している必要があります。BMI35未満の人なども手術を受けられますが、自由診療となります。国内の肥満症の手術は、この方式以外も含め2018年に600例以上実施されています。腹腔鏡下スリーブ状胃切除術では胃の約80%を切除します。残す部分は約100ccとバナナ1本程度の大きさです。食事の摂取量を制限して、体内に入るエネルギーを減らします。患者は手術後、少し食べれば満腹になってしまいます。 続きを読む

カテゴリー: what's new | コメントは受け付けていません。

耳鳴り

耳鳴りとは実際に音が鳴っていないのに、耳の奥で鳴っているように感じることです。「ジージー」とか「キーン」などと表現される音が、自分だけに聞こえます。常時耳鳴りを感じていると、不安やイライラを覚え、不眠につながることもあります。国内で約300万人以上の患者がひどい耳鳴りに悩んでいます。また、耳鳴りで悩む患者の9割以上に難聴が見られます。 続きを読む

カテゴリー: what's new | コメントは受け付けていません。

在宅医療にかかる費用

在宅療養にかかる保険の医療費には、医師が計画的に訪問治療をした場合の訪問診療料や管理料のほか、看取りを行った場合の加算などがあります。70歳以上の高齢者で1割負担なら月額約8,000円、最も負担の大きい3割負担の場合で月約2万円です。在宅酸素治療を受けているかや栄養療法の違いなどによっても料金は異なります。看取りを行った月は、加算によって負担が増えます。 続きを読む

カテゴリー: what's new | コメントは受け付けていません。

わが国の現金流通量

政府・日銀は、千円、5千円、1万円の新紙幣を2024年度に流通させると正式発表しました。日本は世界に類をみない現金大国で、最新技術で偽造防止を強化し、今後も安全な決済手段として維持することにしています。国内総生産(GDP)に占める現金の存在感は、日本が突出しています。2016年のGDPで比べると8%の米国や6%の韓国に対して、日本は20%です。世界で最もキャッシュレスが進み、中央銀行がデジタル通貨の発行を検討するスウェーデンはわずか1.4%で、2007年時点の3.3%から半分以下になっています。 続きを読む

カテゴリー: what's new | コメントは受け付けていません。