うつ病患者の病休

 厚生労働省研究班の調査によれば、うつ病になって病気休暇を取った会社員の半数近くが、職場復帰から5年以内に再発し、再び病休を取っていたことが分かりました。従業員数1,000人以上の大手企業でなど35社の社員で、20024月から6年間にうつ病で病休を取得し、職場復帰した社員540人を追跡調査しています。職場復帰から6カ月の時点で全体の19.3%、2年で37.7%、3年で42.0%となり、5年では47.1%に達しています。
 仕事量が多い職場で働く人ほど、病気を引き起こしやすくなっていたことが分かっています。うつ病の患者に対しては、負荷の軽い短時間勤務を導入するなど、企業は対策を強化していく必要があります。うつ病を発症する原因の一つに、上司のパワーハラスメントがあげられています。

(2017年5月12日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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