がん新規患者

 国立がん研究センターは、2016年に新たにがんと診断される人は100万人を初めて突破するとの予測結果を発表しています。がんで今年亡くなる人は、374,000人で、過去最高になります。高齢化を背景に、2030年ごろまで新たながん患者は増える見通しで、早急な対策が求められます。
 今年新たにがんと診断される人は101万200人で、昨年より約2万8,000人増えます。男性は57万6,100人、女性は43万4,100人です。部位別では、大腸、胃、肺、前立腺、乳房の順です。死亡者の部位別では、肺、大腸、胃、膵臓、肝臓の順です。今後、胃が減り、大腸と肺は増え続ける見通しです。米国では、死亡者が過去20年間で22%減少しています。1980年代にがん検診が普及し、早期発見されやすくなったためと考えられています。がん検診の受診率を高めるとともに、生活習慣を改善することも大切です。

(2016年7月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり

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