がん緩和ケア

 緩和ケアとは、がんによる痛みを鎮痛剤で和らげたり、抗がん剤治療による吐き気を食事の見直しで抑えたりすることを言います。アロママッサージなども行われます。患者が質の高い療養生活を送れるようにするのが狙いです。がんと診断された時の不安を和らげることなども含まれ、厚生労働省はがんと診断された時から緩和ケアを始めるよう推進しています。
 がん患者の苦痛を和らげる緩和ケアについて、厚生労働省は医師の研修を充実させることにしています。がん診療連携拠点病院などが開催する研修会に、拠点病院以外の医師が参加するよう呼びかけています。がん患者の増加で緩和ケアの重要性は増しており、全国どこでも適切なケアが受けられるようにすることが求められています。緩和ケア研修会を修了した医師は年々増加しており、10万人を超えてきています。

(2017年9月27日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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