コロナ禍での孤独感

政府の2万人を対象にした初の全国実態調査の結果によれば、孤独感があると答えた人は約4割で、、高齢者より20代と30代の方が多くみられています。孤独だと感じることがあるかとの問いに対して、しばしば・常にあるは4.5%、時々は14.5%、たまには17.4%でした。きっかけは、1人暮らし、家族との死別、病気など心身の重大なトラブル、転校・転職などの順です。
しばしば・常に孤独を感じると答えた人の割合を年代別に見ると、30代が7.9%で最も高く、20代が7.7%で続いています。最も低かったのは70代で1.8%でした。雇用別形態では、失業中が12.5%、派遣社員が8.7%で高くなっています。世帯年収が低いほど孤独を感じる傾向がみられます。しばしば・常に孤独を感じるとした人のうち、83.7%が行政やNPOからの支援を受けていないと回答しています。
コロナ禍による人との関りの変化を聞くと、67.6%が人と直接会ってコミュニケーションを取ることが減ったと回答しています。同居以外の家族や友人と会って話す頻度を聞いたところ、月1回未満が15.2%で最も多くなっています。全くないとの回答も11.2%もみられました。

(2022年4月9日 岐阜新聞)
(吉村 やすのり)

 

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