コロナ5類移行への調整

政府は、新型コロナウイルスの5類への移行に向け、ワクチンの接種計画やマスクの着用方針の調整を急いでいます。2023年度からは年1回の接種を基本にし、次の接種は年末年始の感染拡大に備えて秋から冬に進める方向で検討しています。小中高校などの卒業式については、文部科学省がマスクを外しての実施を可能にする方針を決め、近く全国の教育委員会などに通知します。
ワクチンの4月以降の接種は、年1回程度が適当とする見解をまとめています。流行状況によっては、重症化リスクの高い人は秋を待たずに追加接種の必要性が生じる可能性があるとしています。高齢者や基礎疾患のある人、医療従事者らを想定しています。年1回の接種は、米国やイスラエルが検討しています。
マスクの着用は法令で義務付けてはいませんが、屋内で距離がとれない場合に着用を推奨するなどのルールの目安が示しています。屋外では、既に原則不要としています。高齢者や基礎疾患のある人、妊婦などといった重症化リスクの高い人が混雑した場所に行く際は、マスク着用を有効な手段として示しています。

 

(2023年2月9日 日本経済新聞・朝日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。