ジュニアドクター育成塾

 ITや人工知能の技術革新による第4次産業革命を見据え、産業界などからは次世代をリードする理系分野の人材育成が求められています。科学技術振興機構は、理数分野で突出した能力を持つ小中学生を発掘するために、大学などと連携した事業ジュニアドクター育成塾をスタートさせました。数年間研究機関に通い、少人数での実験や最先端施設を使った研究、論文作成まで経験することができます。
 これまで小中学生の段階から英才教育を受けられるような取り組みはありませんでした。日本ジュニア数学オリンピック、科学の甲子園ジュニアなどの参加者のほか、自薦や学校・教育委員会の推薦などで、それぞれの企画で40人程度募集します。その後、各企画で優秀者をそれぞれ10人程度まで絞り込みます。自らテーマを決め、数年かけて大学の研究室などで、第一線の科学者から個別指導を受けられるプログラムや、論文発表を目標としたコースなどを設定しています。

(2017年7月13日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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