スマホ育児

 幼児や小学生の段階から、スマートフォンに接する子どもが増えています。小学生で自分のスマホを持つ子どもが少なくないうえ、電車内や料理中、子どもにスマホをわたして静かにさせるスマホ育児をする親も目立ちます。子どもがスマホを使うことは、発育上良いことはありません。視力が落ちたり、興奮して眠れなくなったりするうえ、運動量の減少にもつながります。
 小学校では、自分のスマホなどを持つ子どもが多くなっています。共働き家庭が増え、親が子どもと接する時間が減っています。スマホを使うことで、その時間をさらに削ることになります。また、スマホが家族の会話を奪うばかりではなく、子どもへの無関心や放置がスマホへの依存を生むことにつながります。

(2017年5月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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