テレワーク導入率の上昇

 テレワークとは、情報通信機器を利用して、自宅や会社以外の場所で事業所から任された仕事を行う勤務形態のことをいいます。多様な人材が力を発揮するには、個々の事情に応じた柔軟な働き方を実現できる制度が欠かせません。働き方改革の一環で、テレワークを導入する企業が増えてきています。
 いつでもどこでも働ける環境で、働き手がワークライフバランスを確保するには、仕事と私生活の境界を自分でコントロールすることが重要となります。もともと所定労働時間内で仕事をする意識が薄い日本では、そのスキルが身についていない人が多くなっています。働き手は仕事と私生活の切り替えを意識的に行う境界マネジメントの視点を持つことが大切となります。実務経験を積む中でルールを決め、ONOFFを切り替えながら、パフォーマンスが出る働き方を実現することが必要となります。

(2017年5月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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