ワンオペ育児

 総務省の社会生活基本調査によれば、5歳以下の子がいる人の家事や家族のケアの時間は、男性が1日あたり1時間16分、女性が7時間2分と大きな差があります。1日の育児時間、女性の3時間2分に対し、男性は42分に過ぎません。家事や育児に関して、圧倒的に女性に負担がかかっています。
 ワンオペ育児とは、夫の単身赴任や長時間労働、協力的でないなどの理由で、1人で家事と育児をすることをいいます。最近では少しずつ夫の育児時間が増えてきています。男性が、育児や家事に携わるのが当たり前という社会通念に変わってきていること、女性の大変さがワンオペという言葉により可視化されてきたことも背景にあります。働き方改革や子育ては、男性にみならず企業も含めた社会全体が取り組むべき課題です。

(2017年5月26日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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