児童相談所に通告した子どもの人数の増加

警察が児童相談所に児童虐待の疑いがあると通告した18歳未満の子どもが、昨年1年間で12万2,806人(暫定値)となり、前年から6.1%増えて過去最多を更新しました。児相への通告児童数は、統計が残る2004年から19年連続で増えています。社会的に関心が高まり、近隣住民による通報が増えています。
通告の内訳は、両親間での暴力といった面前DVなどの心理的虐待が最多の9万761人(6.8%増)で、全体の7割強を占めています。次に多いのが身体的虐待で2万1,520人(4.2%増)です。怠慢・拒否(ネグレクト)が1万205人(4.1%増)、性的虐待が320人(0.6%減)でした。
虐待で親などが摘発された件数も2013年から増え続けており、昨年は2,385件(9.4%増)で、2013年の約5倍になっています。摘発件数の内訳では、身体的虐待が最多の1,903件(10.8%増)。次いで性的虐待が372件(1.9%増)でした。

(2024年2月11日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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