公立中高一貫校の増加

 入学者選抜を行う公立中高一貫校である中等教育学校や中高併設型は、2012年度に全国で100校を超え、その後も増加しています。私立の一貫校に比べて費用負担が少なく、大学進学教育への期待から、首都圏などを中心に競争が過熱しています。適性検査対策を行う塾や模擬テストが増えています。
 公立中高一貫校の入学者選抜では、教科ごとの試験を行わず、教科横断的な知識を試す適性検査と呼ばれる記述式の問題を出しています。しかし、公立中高一貫校は一発勝負で定員も少なく、東京、神奈川などでは合格できる子どもはわずかです。この公立での適正検査は、私学でも入試において実施されるようになってきています。

(2016年12月8日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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