労働力人口

 労働力人口の構成が変化しています。1529歳の労働力人口が、1997年時点と比べて536万人、2007年からも167万人も減少しています。少子化で若年人口が減っていることに加えて、若年の労働力率も低下しています。
 一方、50歳以上の労働力人口は、1997年よりも677万人、2007年からも341万人増えています。ただし高齢者の労働力率も低下傾向にあります。労働力人口が増えたのは、高齢人口が増えたことによります。3049歳でも労働力人口は増えていますが、この年齢層の男性労働力は以前より減っています。増加に寄与したのは女性で、その多くは既婚のパートタイム労働者です。このように労働力人口の構成が変化しているにもかかわらず、企業の採用方針に変化がなく、人手不足を助長しています。

(2017年6月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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