労働生産性

 労働生産性とは、投入した労働量に対してどれ位の生産量が使われたかを表す指標です。分かりやすくいえば、一定の労働時間あたりの生産量で表されます。国の経済活動の効率性を示すデータの一つです。日本の生産性は先進国の中で低く、長時間働いている割に付加価値を生んでいません。労働力を十分に活用できていない面があります。
 わが国においても、賃金の上昇につながる生産性の向上を実現しなければなりません。団塊の世代が引退し、これから人手不足の時代が続きます。単に雇用を支える企業ではなく、高い質で雇用を支える優良企業を選別し、伸ばしていく必要があります。政府は、高い賃金で高い生産性を上げる企業への支援に力を入れるべきです。

(2016年7月21日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。