Outcomes for girls without HPV vaccination in Japan

 大阪大学医学部産婦人科グループは、HPVワクチンの推奨の再開遅れると、生まれた年によって、HPVに感染するリスクに大きな差が出ることをLancet Oncologyに発表しています。特に1316歳にあたる2000年~2003年生まれの女子が20歳になった時、HPVに感染するリスクが、推奨の再開が2020年に遅れた場合、突出して高くなるとしています。しかし、2016年度中に再開されれば、他の年代と同じように抑えることができるとしています。
 生まれる年による違いから生じる将来のHPV感染リスクの格差を最小限にとどめるためには、できる限り早くHPVワクチン接種が再開されることが望ましいとされています。

Lancet Oncology 2016;17:868-9
(吉村 やすのり)

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