国民年金保険料の免除と猶予

免除と猶予の違いは、老齢基礎年金の額への影響です。免除期間があると、その分、基礎年金が減りますが、ゼロにはなりません。免除の割合に応じ、年金が減額されます。一方、猶予された保険料は後で納めないと年金額に反映されません。
免除や猶予の手続きは、最寄りの年金事務所や、住民登録している市区町村の窓口で受け付けています。手続きをせずに保険料を納めないと未納になってしまいます。未納は受給資格期間に算入されません。障害基礎年金や遺族基礎年金が受け取れなくなる恐れもあります。未納の保険料を後で納める仕組みもありますが、遡れる期間は原則2年です。

(2018年8月9日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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