国立大学の寄付

 文部科学省の調査によれば、国立大全86校への2015年度の寄付金額は約761億円です。2011年度の約788億円から横ばいの状況です。日本私立学校振興・共済事業団によれば、私大を持つ約500の学校法人への寄付総額も毎年1千億円程度で推移しています。国からの交付金が減る中、大学が自力で獲得した寄付は、特色を打ち出すための原資としても貴重です。
 これに対し、米国の大学では寄付文化が根付いています。首位のスタンフォード大学は年163千万ドルと桁違いです。数百億円を集める大学も多く、寄附金の運用収益で教育研究の充実を図っています。米ハーバード大学は約500人のファンドレイザーを抱えているとされています。

(2016年10月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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